お金の基礎知識

【年間10万円削減】20代独身サラリーマンの保険見直し体験談|本当に必要な保険はコレだけ

「社会人になったんだから、保険くらい入っておかないと」

親や保険会社の営業担当にそう言われ、よく分からないままサインした生命保険。毎月、給料から当たり前のように引き落とされていく1万円以上の保険料。

通帳の数字を見るたびに、心のどこかで小さな棘が刺さったようにチクリと痛む。

「このお金、本当に僕の未来のために役立っているんだろうか…?」

こんにちは、三井サラリーマンです。

今でこそ副業と投資で資産形成の道を歩み始めた僕ですが、ほんの1年前まで、あなたと全く同じように「保険という名の聖域」に思考停止で毎月1万円以上を支払い続けていました。

でも、ある日意を決してその聖域にメスを入れた結果、年間10万円以上もの固定費削減に成功。そして、そのお金を投資に回すことで、僕の資産形成は劇的に加速したのです。

この記事は、過去の僕と同じように、「なんとなく」で高い保険料を払い続けている20代のあなたへ送る、僕の魂を込めた体験談です。

この記事を読み終える頃、あなたはもう「よく分からないもの」にお金を払い続ける不安から解放されます。無駄な支出を断ち切り、本当に必要な保障だけを手に入れ、浮いたお金であなたの未来を豊かにするための、力強い第一歩を踏み出せているはずです。

結論:なぜ20代独身に「高い保険」は不要なのか?

忙しいあなたのために、まず結論からお伝えします。

20代の独身サラリーマンに、月1万円を超えるような高額な民間保険は「ほぼ不要」です。

なぜなら、僕たち日本の会社員は、すでに世界最高レベルの「公的保険」という最強のセーフティネットに守られているからです。

特に「高額療養費制度」は絶対に知っておくべき制度。現在、年収約370~770万円の人で月の自己負担額の上限は約8万円強に設定されています。

2025年8月から段階的に引き上げが予定されており、この所得層では約8,000円の増額(約88,200円へ)が見込まれていますが、それでも月10万円弱の上限があることに変わりありません。

つまり、「医療費で破産する」というリスクは、日本では極めて低いのです。

この大前提を知らずに、保険会社の「あれも不安、これも不安」という巧みなセールストークに乗せられ、過剰な保障にお金を払い続ける。それこそが、僕たちが真っ先に断ち切るべき「思考停止」なのです。

【実録】僕が年間10万円をドブに捨てていた保険の内訳

では、僕が実際にどんな無駄な保険に入っていたのか。恥を忍んで、そのすべてを公開します。

保険の種類月々の保険料加入した理由
① 貯蓄型終身保険8,000円「貯金にもなるし、万が一の時も安心」と勧められた
② 過剰な医療保険3,000円「入院したら1日1万円は必要」と不安を煽られた
③ がん保険1,000円「2人に1人はがんになる時代だから」という常套句
合計12,000円年間 144,000円

今見ると、本当にゾッとします。年間14.4万円。このお金があれば、年に一度は海外旅行に行けたし、最新のパソコンに買い替えることもできた。そして何より、このお金を投資に回していれば…と考えると、悔しくてたまりません。

特に問題だったのが「①貯蓄型終身保険」です。「貯蓄にもなる」という言葉は一見魅力的ですが、その実態は「保障」と「投資」が中途半端に混ざった、手数料の高い金融商品でしかありません。

保険は保険、投資は投資。この2つを明確に分けて考えること。これが、賢いお金の付き合い方の鉄則です。

【2025年最新版】20代独身サラリーマンに本当に必要な保険はコレだけ

1年間の試行錯誤の末、僕がたどり着いた「最適解」がこちらです。

保険の種類月々の保険料選んだ理由
① 掛け捨て医療保険2,000円高額療養費制度でカバーできない差額ベッド代などに備える
② 就業不能保険2,000円万が一働けなくなった時の「収入減少」が最大のリスクだから
合計4,000円年間 48,000円

見直し前と比較して、月々8,000円、年間で96,000円もの削減に成功しました。

僕が保険選びで最も重視したのは、「公的保険でカバーできない、本当に致命的なリスクは何か?」という視点です。

20代独身の僕にとって、死亡保障はほとんど必要ありません。僕が死んでも経済的に困る家族はいないからです。それよりも怖いのは、病気やケガで長期間働けなくなり、収入が途絶えてしまう「就業不能リスク」でした。

だからこそ、死亡保障はバッサリ切り捨て、その分を就業不能保険に充てたのです。

自動車や自転車を保有している方は、事故を起こすと多額の賠償責任があるため、掛け捨ての自動車保険や自転車保険に加入することを強くお勧めします。

私はどちらも保有していないため、加入していません。

保険見直しを成功させるための具体的な3ステップ

「理屈は分かったけど、具体的にどうすればいいの?」

ご安心ください。僕が実際に踏んだ3つのステップを、そのままお伝えします。

Step1:現状把握|あなたの「保険証券」はどこにある?

まずは敵を知ること。今すぐ、あなたが加入している保険の「保険証券」を探し出してください。そして、以下の3点を書き出しましょう。

  1. 誰のための保険か?(保障の対象者)
  2. 何があった時に、いくら貰えるのか?(保障内容)
  3. そのために、毎月いくら払っているのか?(保険料)

これだけで、「あれ、この保障って本当に必要かな?」という疑問が湧いてくるはずです。

Step2:捨てる勇気|「サンクコスト」の呪縛を断ち切る

「今まで払った分がもったいないから、解約できない…」

この感情(サンクコスト)こそが、あなたの合理的な判断を鈍らせる最大の敵です。

考えてみてください。穴の空いた船に乗り続けて、沈みゆく船と運命を共にするのか。それとも、今すぐその船から飛び降りて、新しい頑丈な船に乗り換えるのか。

答えは明白ですよね。過去に払ったお金は、もう戻ってきません。大切なのは、「これから未来永劫払い続けるはずだった無駄なお金」を、今この瞬間に断ち切る勇気です。

Step3:プロに相談|餅は餅屋に聞くのが一番早い

とはいえ、保険の専門用語は複雑で、一人で全てを判断するのは難しいかもしれません。

僕もそうでした。だからこそ、保険のプロに無料で相談できるサービスを徹底的に活用しました。

保険見直しラボ保険クリニックほけんの窓口保険見直し本舗などの大手では、数多くの保険商品を比較検討し、あなたの状況に合わせた最適なプランを客観的な視点で提案してくれます。

「営業されるんじゃないか?」と不安に思うかもしれませんが、大丈夫。「イエローカード制度」を導入しているサービスもあり、「今日は相談だけで、一度持ち帰って検討します」と伝えれば、しつこく勧誘されることはありません。

むしろ、自分の考えが正しいかどうかの「答え合わせ」をする場として、これほど心強い味方はいません。

【未来】削減した年間10万円で、人生の選択肢を増やす

さて、保険見直しで生み出した年間約10万円(月々約8,000円)。このお金を、僕はただ貯金箱に入れるようなことはしませんでした。

この虎の子の10万円を、僕は「未来の自分への仕送り」として、新NISA口座で全世界の成長企業に投資しています。投資を始める際は、証券口座選びが重要でした。僕は手数料や使いやすさを徹底比較した結果、SBI証券を選択。その検討過程は【初心者向け】SBI証券と楽天証券を徹底比較!副業サラリーマンにおすすめは?の記事で詳しく解説しています。

投資先については、悩み抜いた末にeMAXIS Slim オール・カントリーを選択しました。なぜこの銘柄を選んだのか、20代にとって最適な理由については【積立NISA完全ガイド】20代サラリーマンがオルカンを選ぶ理由で詳しく説明しています。

たかが月8,000円と侮ってはいけません。このお金を年利5%で30年間運用し続けると、元本288万円が、約790万円に化ける可能性があるのです。

これは、僕が汗水垂らして働くだけでは決して生み出せなかった価値です。保険の見直しというたった一つの行動が、僕の未来にこれだけ大きな選択肢を与えてくれました。

実際、僕は保険見直しと並行して副業にも取り組んでいます。保険見直しで浮いた月8,000円に加えて、副業で得た収入も投資に回すことで、資産形成のスピードが格段に上がりました。副業初心者の方には、【初心者向け】会社員でもできる副業おすすめ5選【AI活用あり】の記事が参考になるはずです。

この経験から、僕は「節約」という言葉の本当の意味を学びました。節約とは、単に我慢することではありません。「価値のない支出を、価値のある支出(投資)に振り分ける、極めて戦略的な行為」なのです。

保険見直し以外にも、20代の僕たちができる固定費削減はまだまだあります。スマホ代、サブスク、クレジットカードの見直しなど、組み合わせることで更なる効果が期待できます。そうした包括的なアプローチについては、【固定費削減】社会人がすぐできる節約術5選【副業資金を作ろう】で詳しく解説しているので、ぜひ併せて読んでみてください。

まとめ|「なんとなく」を卒業し、自分の意思で未来を選ぼう

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。

社会人になったばかりの僕たちは、お金について知らないことばかりです。だからこそ、「なんとなく」で大切な選択をしてしまいがち。

でも、もう大丈夫。あなたは今日、保険というブラックボックスの正体を知りました。

  • 20代独身サラリーマンに、高額な民間保険は不要。
  • 僕たちはすでに「公的保険」という最強の保険に入っている。
  • 保険と貯蓄・投資は、必ず分けて考える。
  • 保険見直しで浮いたお金は、未来への「投資」に回す。

これらは、僕が実践している「副業×投資で経済的自由を目指す戦略」の重要な一部分でもあります。保険見直しは節約術の一つではありますが、それだけでは不十分。収入を増やし、支出を最適化し、資産を運用する。

この3つの歯車が噛み合って初めて、真の資産形成が可能になります。全体像については【保存版】副業×投資で経済的自由を目指す20代会社員の戦略マップで体系的に解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

「なんとなく」で払い続けている保険料は、未来のあなたが手にするはずだった豊かさを、静かに奪い続けているのかもしれません。

さあ、今日から行動を起こしましょう。まずは、あなたの机の引き出しの奥で眠っている「保険証券」を探し出すことから。それが、あなたが自分の意思で未来を選び取る、記念すべき第一歩になるのですから。

あなたの挑戦を、心から応援しています。


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ABOUT ME
三井サラリーマン
某三井系の会社で働く20代サラリーマン。 本業は安定収入を確保しながら、副業での経済的独立を目指して日々奮闘中。 学生時代から資産運用に興味を持ち、今ではAIやITツールを活用した効率的な副業に挑戦しています。 平日はオフィスで数字と格闘し、休日はカフェでコーヒーを片手にブログや副業のアイデアを練るのがルーティン。 テニスやギターなど、仕事以外の趣味も全力で楽しむライフスタイルを大切にしています。 このブログでは、「会社員でもできる!効率的かつ再現性のある副業術」を、実体験と具体的なノウハウを交えて発信中。 同じように「将来はもっと自由に働きたい」と思っている方に、ヒントや勇気をお届けします。